[報告] 2015年 自然学校新入職員研修会
対象者
自然学校(または類する団体)の1~2年目職員・実習生
ワークショップ

 全国の自然学校(アウトドアでの教育活動などを行う団体等)に所属する新入職員を対象とした集合研修会を開催した。
 昨年度から行っているが、全国各地での開催を望む声が多く、今年度は4か所(長野、東京、京都、熊本)で企画。コミュニケーションスキル(伝える技術)の習得と、自然学校の職員として身に付けておきたい基礎教養の学習に取り組んだ。


■研修会タイトル:

新入職員のための「自然学校的コミュニケーションの基礎」が身に着く研修会
 ~書く・話す・まとめるをとことん鍛える3日間~

 

■概要

対 象:
自然学校(または類する団体)の1 ~ 2 年目職員(インターン実習生含む)。
また、半年以上の現場経験を積んでいること。
定 員:
各会場20名
参加費:
9,800円
講 師:
伝える技術(1) 文章の書き方
赤羽 博之 氏(書きものナビゲーター、耕文舎代表社員)
伝える技術(2) インタープリテーション
山田 俊行 氏(トヨタ白川郷自然學校 學校長)※東京
田中 啓介 氏(ホールアース自然学校 執行役員)※長野、京都、熊本)
伝える技術(3) KP法
川嶋 直 氏(公益社団法人日本環境教育フォーラム理事長))

《eラーニング》
環境教育論 阿部 治 氏(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授
自然学校原論 岡島 成行 氏(安藤百福センターセンター長))

 終了後、安藤百福センターより修了証を授与

主催:安藤百福センター
共催:公益社団法人日本環境教育フォーラム、九州自然学校協議会(熊本会場のみ)

■各回の概要
(1) 長野 2015年11月25日(水)~27日(金)
会場:安藤百福センター  受講者数:20名
コーディネーター:砂山 真一 氏
(一般財団法人ポジティブアースネイチャーズスクール 代表理事)
(2) 京都 2015年12月7日(月)~9日(水)
会場:宇多野ユースホステル  受講者数:17名
コーディネーター:砂山 真一 氏
(一般財団法人ポジティブアースネイチャーズスクール 代表理事)
(3) 東京 2015年12月14日(月)~16日(水)
会場:オリンピックセンター  受講者数:20名
コーディネーター:辻 英之 氏
(NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター 代表理事)
(4) 熊本 2016年1月20日(水)~22日(金)
会場:元気の森かじか  受講者数:13名
特別講師:
山口 久臣 氏
(九州自然学校協議会 代表)
岡島 成行 氏
(安藤百福センター センター長)
コーディネーター:辻 英之 氏
(NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター 代表理事)

■活動レポート(長野会場を中心に報告)
●1日目の様子

研修会開始
2015年度の皮切りとなる新入職員研修会がスタート。
全体進行は関西を中心に活動する、一般財団法人ポジティブアースネイチャーズスクール(PENS)代表理事の砂山真一氏。
 
活動紹介
甲信越地域だけでなく、関西や四国など遠方からの参加者もいた。
この研修会に期待することを共有し合った。
 
文章の書き方
講師の赤羽博之氏から、伝わる文章にするための7つのポイントを学ぶ。
一人ひとりの課題作文を題材にして、いかに負荷をかけず内容を届かせるか――。 文章にも思いやりが大切なことを実感する時間となった。
 
後半は、白熱の “添削ライブ” !
書いた文章が投影され、3分間の間に赤ペンで添削されていく。

文章力が確実にアップする方法も学び、書くことへのモチベーションが上がったようだ。
 


●2日目の様子


インタープリテーション
講師は田中啓介氏(ホールアース自然学校執行役員)。インタープリテーションという手法で、「伝える」から「伝わる」にするためには、どのようなことを意識するのがよいか、体験を繰り返しながら学んでいった。
後半は素材を決めて、1人3分でインタープリテーションの実践。
1人の発表に対し、19人の参加者と講師からフィードバックが飛び交った。
とことん体験&たくさんの失敗を通して、伝わることの本質を考える1日だった。
 

●3日目の様子

KP法
最終日、川嶋直氏(公益社団法人日本環境教育フォーラム理事長)から、KP(紙芝居プレゼンテーション)の実演を通して、思いや考えを「まとめて」伝える方法を学んでいく。
5分に1回は笑いが起き、楽しみながら学ぶことの大切さも感じることができた。
 
各自でテーマを設定し、KPを作成。
グループごとにエネルギー溢れるプレゼンテーションを行った。
紙芝居のデザイン、構成、色使い、話し方などの工夫をこらし、相手に伝わることを、とにかく意識した。
 
3日間の研修を通して、確実に火がついたことが伝わってくる様子だった。
新入職員という横のつながりもできた。よき仲間、よきライバルとして、各地での活躍が波及していくことを期待したい。
京都会場

世界で一番居心地の良いホステル「Most Comfortable Hostel」を受賞したことのある宇多野ユースホステルで開催。
紅葉の残る風情ある景観の中、快適に行うことができた。
 
東京会場

一番、参加団体の多様性があった。
そのせいか、かなりの緊張感でスタートしたが、参加者の積極的なアイスブレイクによって、よい雰囲気の場が作られた。
 
熊本会場

地域色が最も強く、「九州」というまとまりを強く感じることができた会場だった。
 

 

東京・熊本会場の全体進行
辻英之氏(NPO法人グリーンウッド自然体験教育センター代表理事)
 
東京会場インタープリテーション講師
山田俊行氏(トヨタ白川郷自然學校學校長)
 
熊本会場特別講師
山口久臣氏(九州自然学校協議会代表)
 
熊本会場特別講師
岡島成行氏(安藤百福センターセンター長)
 
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