【報告】大人のトレイル歩き旅講座2020 (1)
開催日:2020.09.26~09.27
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2020 (1)
イベント

■第1回「植物の不思議な世界(秋の花編)」

 

日 時:2020年9月26日(土)13時~27日(日)13時
中村 匡男

講 師:中村 匡男(自然写真家)
兵庫県出身。信州・戸隠を主なフィールドとして、野の花や野鳥の写真を中心に撮影している。
編著書は『花のおもしろフィールド図鑑(春・夏・秋)』、『草花のふしぎ世界探検』などがある。また、人と自然がやさしくつながるイベントやツアーなども行っている。

参加費:5,000円 宿泊・食事代:3,000円
募 集:16名(参加者13名、申込者25名)
新型コロナウイルス対策として設けた催行等の基準(目安として直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数が2.5人以上)を越えた地域の方々には参加をご遠慮いただいたため、上記人数となった。

■活動レポート 1日目
これまで要望の多かった植物をテーマにして初めての実施。まずは安藤百福センターのビオトープで、秋の花の観察を行う。写真とメモに熱心な参加者たち。
 
見落としてしまうような小さい植物をルーペでよく観察。すると生き残るための仕組みや戦略が見えてきて、驚きの声が上がる。
 
動物との密接な関わりについても教わる。クルミの食べ方でリスとネズミを見分け、それぞれ森が豊かになるための役割があることを学んだ。

■活動レポート 2日目
植物を見るだけでなく、触ったり、匂いを嗅いでみたり、五感を使って観察。ところどころ混ざる俗話もおもしろく、参加者の興味が強く惹かれる場面も多かった。
 
近くの集落にある鴇久保ビオトープで、水上で生息する珍しい植物を発見。レッドデータブックに載っている絶滅危惧種のようだ。
 
旅する蝶、アサギマダラも発見できたところで、蝶と植物の不思議な関係も解説。目に見える植物だけでなく、昆虫や動物との多様なつながりを知ることで、より深い理解に結び付くことを学んだ2日間だった。

■参加者の声(アンケートより)
*動けない植物でも生き残るため様々な工夫があることが学べた。
*今まで知っていた植物でも、見方を変えると新しい発見があることがわかった。
*咲いている花が少なかったので、次回は花が多い時期に開催して欲しい。
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