【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2019 (1)
開催日:2019.06.08~06.09
【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2019 (1)
イベント

第1回 事前準備と歩き方を知ろう

■講座概要

2019年度ロングトレイルハイカー入門講座
 主催:NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構
 共催:安藤百福センター

■趣旨

初心者ハイカーを対象に、ロングトレイルの歩き方やスキルを学ぶことを目的として開催した。2016年度より開催しており、今年で4年目。事前の計画、装備などの準備編から、楽しみ方、地図読み、天気図、トラブル対処などの実践編まで、歩き方の基本が一通り学べる構成となっている。

■講師
山口 章(やまぐち あきら) 公益社団法人日本山岳ガイド協会認定ガイド
京都府出身、東京都在住。「山と溪谷」編集長、山岳図書編集部長、山と溪谷社事業部参事などを歴任。NPO法人アウトドアライフデザイン開発機構代表理事、NPO法人浅間山麓国際自然学校顧問、クライミングインストラクター。
中学時代より登山をはじめ、ワンダーフォーゲル部、山岳部で国内の山々を登り、海外ではモンブラン、マッターホルンなどを登る。登攀経験も豊富。主な著書は『社会と環境教育』東海大学出版会(共著)、『自然との共生をめざして』ぎょうせい(共著)など。

日 程:
2019年6月8日(土)~9日(日)
内 容:
1日目
(机上)
計画の立て方、装備の基本、歩き方(ストック実習含む)
ロングトレイルとは何か(安藤百福センター センター長 中村達氏)
2日目
(実習)
浅間・八ヶ岳パノラマトレイル「軽井沢コース(約13km)」
参加者:
18名(申込者22名)

 

■活動レポート
ロングトレイルに興味のある方々が今年も集まった。年齢も性別もバラバラだが、講座に臨む姿勢は同じ。
まずはロングトレイルに必要な装備や準備、情報の集め方などを学ぶ。ウェア・ギアの実物や講師の体験談を交えての講義に、参加者の目は爛々。
 
続いて、野外にて実習「トレッキングポールの使い方」。
講師の後を歩きながら、正しい長さや、斜面、段差での使い方などを教わる。普段は使わないという人も、レンタルポールを手に敷地内を散策した。
 
最後に安藤百福センターのセンター長で、日本ロングトレイル協会の代表理事でもある中村達氏より、「ロングトレイルとは何か」というタイトルで講義があった。
国内外のトレイルの紹介や、ジャパントレイル構想などが参加者の興味を誘った。
 
一日目の夜には、参加者同士の交流や情報交換を目的とした懇親会が開かれた。
炭火焼の野菜や、敷地内で取れたタケノコ、豚肩ロースの塩釜焼きなどが食卓に並んだ。参加者からも差し入れのお酒やおつまみがあり、会話に花を添えていた。初対面同士でもすぐに打ち解けられるのは、やはり共通の話題があるからだろう。
 
2日目は生憎の雨模様。レインウェアとザックカバーをつけて出発。
約13kmの軽井沢コースは、日本に三か所しかないと言われる烏明神や甌(おう)穴(けつ)など、見どころには事欠かない。
 
前日に教わった歩き方やトレッキングポールの使い方を実践しながら登りきり、離山山頂にて記念写真。
晴れていれば近くに浅間山が見えたはずのこのコース。かわりにしっとりとした軽井沢の新緑を満喫し、解散となった。

■参加者の声(アンケートより)
  • 山道や舗装路などいろいろな道を歩けたのが勉強になった。
  • 座学を通して実際に山へ登れてよかった。
  • (ガイドの説明に対して)エピソード等、一人では知り得なかったことが聞けてよかった。
  • 土地勘がないので、所々で現在地の確認をしてもらえるとコースの全体がイメージ出来てもっとよかった。

ページのトップへ