【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2024 (7)
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開催日:2025.02.08~02.09
【報告】ロングトレイルハイカー入門講座2024 (7)
イベント

第7回 スノーシューで雪のトレイルを歩こう


日 時:
2025年2月8日(土)10時~9日(日)15時
内 容:
1日目 高峰高原ビジターセンター~高峰山(約3.0km)
2日目 高峰高原ビジターセンター~トーミの頭(約4.5km)

杉山 隆■講師
杉山 隆 (OctoberDeer 代表、ネイチャーガイド)
埼玉県出身。国際自然環境アウトドア専門学校卒業後、長野県内の自然学校で事務局員として働く。退職後フリーランスでガイドやファシリテーター、講師など自由気ままに務める。生き物が好きで、特に哺乳類が好き。キノコ、山菜、ジビエなど、森を食べるのも好き。クモ、ケムシ、フン、骨など、人があまり好きではないものが好きで、その魅力を伝えたいと思っている。

参加費:
8,000円
参加者:
17名(定員 20名 申込者50名)

■活動レポート 1日目
当日は、10年に一度の大寒波に見舞われた。強風と雪が降るなか、高峰高原ビジターセンターから出るだけでも凍えそうな天気だった。
参加者はスノーシューの履き方に苦戦していたが、講師がフォローすることでスムーズに出発。
 
高峰山への最初の急登を、参加者は雪をゆっくりと踏みしめながら、講師のラッセルした跡をたどって登っていった。
時間が経つにつれてスノーシューの歩き方にも慣れ、誰も歩いていない新雪の上に自分の足跡を付ける楽しさを感じていた。
 
強風で自然につくられた雪の風紋(雪紋)を見ることができた。
太陽の光が差し込む場面では、幻想的な雪の風景を前にして別世界にいるかのような感覚を味わうことができた。

■活動レポート 2日目
2日目の目的地は黒斑山。スノーシューにも慣れて、短時間で履くことができるようになっていた。
参加者は自信がついた表情で、昨日の寒さの疲れを感じさせない足取りだった。交通事情でスタート時間が遅れたため、中コースから黒斑山を目指した。
 
トーミの頭の前にある急登で、昨日の登りの経験が活かされた。勾配のきつい斜面を、スノーシューで一歩ずつ踏みしめながら登っていった。
目的地の黒斑山の山頂まで行くことはできなかったが、目の前に広がるガトーショコラの浅間山は圧巻だった。
 
下山する途中、講師による雪山の解説に興味を持って耳を傾けた。積雪の深さや植物の越冬など、季節の移り変わりをイメージしやすい解説だった。 2日間で吹雪と天気が良い日の両方を経験でき、貴重な機会となった。

■参加者の声(アンケートより)
  • 天候によってスノーシューの難易度に差が出ることが分かった。
  • 悪天候だったが、防寒対策の効果を試せて良かった。今後の山行に役立った。
  • 雪山には自分では恐ろしくて行けないので、講座に参加できて楽しかった。
  • 2日間で天候が全く違った状況で、経験としてとても勉強になりました。

■事務局評価
  • 今回は、集合場所を高峰マウンテンパークから高峰高原ビジターセンターに変更したことで、レンタルや着替えなどはスムーズに行えた。他方、大寒波の吹雪で寒く感じる人が多かったので、防寒対策(手袋やフェイスガードなど)をもっと具体的に伝えるべきだった。
  • 2日目は、初日の寒さと疲れで4名の当日キャンセルが出てしまった。また、高峰高原までの雪道で車がスタックしてしまい、スケジュールが遅れてしまった。次回は運転に不安のある方には、小諸駅からの公共バス利用を案内する。
  • 講師の休憩のタイミングや解説がとても分かりやすく、アンケート結果からも参加者の満足度が高かった。ただ、事前キャンセルが多く、キャンセル待ちへの連絡が大変であった。
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