

開催日:2025.03.22~03.23
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2024(6)

第6回 いざ攻城! 兵(つわもの)たちの思いを巡らす山城トレイル
日 時: |
2025年3月22日(土)13時~23日(日)12時 |

森垣 良広 (中世山城ブログ「らんまる攻城戦記」管理人)
長野県出身。長野県の中世城館研究の第一人者である宮坂武男氏の著書『図解山城探訪』に衝撃を受け、2009年から会社勤めのかたわら長野県の山城を巡りブログ連載開始。現在までに864の記事を掲載。X(旧Twitter)などのSNSも活用し、希望者の現地アテンドも実施。2020年に開催された「全国山城サミット上田・坂城大会」ではプレサミット、アフターサミットの講師を務めた。最近では上田市行政チャンネルYouTubeで現在までに9回、地元の山城の動画配信を行い、中世山城ファンの底辺拡大を実践中。
長野県出身。長野県の中世城館研究の第一人者である宮坂武男氏の著書『図解山城探訪』に衝撃を受け、2009年から会社勤めのかたわら長野県の山城を巡りブログ連載開始。現在までに864の記事を掲載。X(旧Twitter)などのSNSも活用し、希望者の現地アテンドも実施。2020年に開催された「全国山城サミット上田・坂城大会」ではプレサミット、アフターサミットの講師を務めた。最近では上田市行政チャンネルYouTubeで現在までに9回、地元の山城の動画配信を行い、中世山城ファンの底辺拡大を実践中。
参加費: | 5,000円 |
参加者: | 16名(募集20名、申込者27名) |
■活動レポート 1日目
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3年目となる山城トレイル。まずは室内での基礎講座からスタート。 「山城ブーム」は続いているようで、なぜ山の上に城が築かれたのか、いつ頃からなのかを考え、さらに山城の優れた防御システムについて学んだ。 |
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隣の東御市にある祢津(ねつ)下ノ城(しものじょう)へ移動し、フィールドワークを行った。 駐車場から登山口まで20分ほど歩き、さらに20分ほどで城跡に到着。堀切(ほりきり)、土塁(どるい)、郭(くるわ)、切(きり)岸(ぎし)など、山城のつくりを観察。考え抜かれてつくられた山城の性能にびっくりだ。 |
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山城歩きの魅力を高める「縄張図」を手に解説を受ける。 かつての遺構に思いを馳せながら歩くのは貴重な体験だ。センターに戻ってからは、山城の楽しみ方や、知っていると自慢できる山城の知識、大事なリスクマネジメントまで、幅広い内容を学ぶことができた。 |
■活動レポート 2日目
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2日目は上田市内にある砥石城へ。戦国時代には真田氏や村上氏の居城となっていたところだ。 とても規模が大きい山城で、一大城塞群を形成していた。城塞群は大きく分けて本城、枡形、砥石城、米山城、水の手で構成されているとのこと。 |
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人の手で削った「切岸」。下から上りにくい角度になっている。 実際に上がれるかチャレンジしてみたが、急な角度と崩れやすい土の性質が相まって、全く太刀打ちできなかった。これが戦国時代ならアウトだろう。 |
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眺めの良い場所まで上がる。上田の山並み+山城の様子を楽しむことができた。 長野県の山城は人気が高く、全国区だそうだ。かつての山城を想像しながら歩くことで、トレイル歩きの楽しみも倍増するに違いない。山城は自由だ! |
■参加者の声(アンケートより)
- 妄想力を働かせながら歩くことができた。
- 当時の政治的な背景や思惑などを考えながら楽しむことができた。
■事務局評価
- 講師の解説を聞きながら、思う存分想像力を働かせる時間となった。
- 山城のつくりはもちろん、当時の政治や生活についても知ることで、より深みのある山城トレイルとなった。