

開催日:2024.04.13~04.14
【報告】大人のトレイル歩き旅講座2024(1)

■趣旨
ロングトレイルを活用したモデル事業の一環として行い、成果やノウハウなどの情報を発信し、歩く機会の創出に寄与することを目的とする。ロングトレイルと様々な専門テーマを組み合わせたモデル事業が普及することで、各地でトレイルを活用した新たな取り組みにつながることが期待できる。
第1回 森さんぽで春の自然観察入門
日 時: |
2024年4月13日(土)13時~14日(日)12時 |

井上 基(もとい) (ネイチャーガイド)
奈良県出身。大学では地学を学び、卒業後は、奈良県で県立高校理科教諭として10年勤務。在職中の教員海外派遣をきっかけに退職し、世界の地学ポイントを巡る1年間のバックパッカーの旅へ。帰国後、長野県へ移住し約10 年、軽井沢で自然ガイドとして勤務。現在は、ガイドの顔を持つ一方、農薬・化学肥料を使わない野菜と米づくりの農家、竹林整備活動などを行う地域活動家でもある。
奈良県出身。大学では地学を学び、卒業後は、奈良県で県立高校理科教諭として10年勤務。在職中の教員海外派遣をきっかけに退職し、世界の地学ポイントを巡る1年間のバックパッカーの旅へ。帰国後、長野県へ移住し約10 年、軽井沢で自然ガイドとして勤務。現在は、ガイドの顔を持つ一方、農薬・化学肥料を使わない野菜と米づくりの農家、竹林整備活動などを行う地域活動家でもある。
参加費: | 5,000円 |
参加者: | 19名(募集20名、申込者35名) |
■活動レポート 1日目
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2年目の開催。 まずは野鳥観察で使用する双眼鏡の使い方をレクチャー。注意点や野鳥が木に止まる一瞬のチャンスを狙うためにはどのように使ったらいいのか、ポイントを教わった。 |
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安藤百福センターの森へ移動。 植物、動物、昆虫などの関わり合いや、生存戦略についての話を聞きながらトレイルを歩く。双眼鏡の使い方もだいぶ慣れてきたようだ。 |
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3時間ほどフィールドワークを行った後は、室内で座学の時間。 今後、自分で自然観察を行うために、講師お勧めの図鑑、アプリ、双眼鏡などについて教えてもらった。また、樹木の葉っぱについても見分け方を学んだ。 |
■活動レポート 2日目
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2日目は、野鳥が最もさえずる早朝5時からスタート。 希望者のみのはずだったが、全員集合して近くの氷集落へ。すると、鳥たちの素晴らしい大合唱が四方八方から聞こえてくる。この時期・時間帯限定の楽しみ方だ。また、野鳥を見つけるのにも慣れてきたようだ。 |
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朝食後は、布引観音まで林道を歩いて向かう。 途中、カタクリの大群落があり、春の花(スプリングエフェメラル)の儚(はかな)くも美しいたたずまいを堪能することができた。 |
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布引観音はシダレザクラがちょうど見頃を迎えていた。ほかにもイカリソウやニリンソウ、ウスバサイシンなどたくさんの花々に出会うことができた。 野鳥や植物、昆虫など春の様々な生き物のつながりを深く学び、やはり自然は不思議発見の宝庫だと再認識できた2日間となった。 |
■参加者の声(アンケートより)
- 春ならではの植物や鳥たちと出会うことができた。
- 散歩プラスアルファでこんな贅沢な時間になるんだ、と思った。
■事務局評価
- ネイチャーガイドである講師から多様な生き物の世界とつながりを学ぶことができた。
- 前後を入れ替えながら全員に話が行き届くよう、スムーズに進行できたと感じている。